中秋の名月とは何?十五夜の意味とは?知られていない月見の謎がスゴい!

秋といえばハロウィンなどの北米から入ってきたイベントも日本で定着していますが、やはり日本的な秋の行事といえば【お月見】ですよね。

お月見と言っても十五夜と言われたり、十三夜と言われたり、中秋の名月や秋の名月など色々な言われ方があります。

日本人であっても意外とその意味や由来を知らないで使っていることってありますよね。

今回は中秋の名月と十五夜の意味を解説し、そしてお月見の逸話をご紹介させていただきます。

意外と知らない中秋の名月と十五夜の意味。お月見の話もご紹介！

そもそもお月見って？

お月見はもともと中国で里芋の収穫を祝い行われていたとされています。そのお月見は奈良時代から平安時代にかけ日本に伝わり、最初は高級貴族の間での行事でしたが江戸時代には庶民にまで広がり今に至ります。

日本に伝わった当初は、水面にうつる月を見ながら歌を詠んだりお酒を飲んだりしていたそうです。

江戸時代には収穫の感謝を表して里芋やお団子を月に備えするようになったそうです。

十五夜と中秋の名月

お月見を表す言葉はいくつかありますが、十五夜と中秋の名月は同じ意味です。ただ言い方が違うだけで、どちらも旧暦の8月15日に当たる満月の日のことを意味します。十五夜は新月から数えて15日目の夜（満月の日）のことを表しています。そして旧暦の7月・8月・9日を昔は「秋」と呼んでいました。（現在の暦で8月～10月に当たります。）その真ん中の秋が8月で、さらに8月の真ん中の日が15日なので中秋と呼ばれます。
また、1年で満月の日は12～13回ありますが旧暦8月15日は天気が良く空気も澄んでおり1年で一番美しい月が見られるといわれており「中秋の名月（8月15日の一番美しい月という意味が含まれる）」という言葉が生まれました。ちなみに仲秋という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、それは旧暦で8月を表します。これが十五夜と中秋の名月という言葉の由来です。
現在では旧暦は使用していないので、毎年「中秋の名月」は日にちが変わります。今年は9月27日です。晴れてきれいな月が見られるといいですね。

お月見といえば月にいるうさぎ

お月見の時につきにウサギが見えるという話を聞いたことがある人は少なくないはずです。なぜうさぎが見えるといわれるのかご存知ですか？
昔うさぎと狐とサルが暮らしており、3匹は疲れ果てた老人に出会います。老人は3匹におなかがすいて動けないので何か食べ物を恵んでほしいとお願いし3匹は老人のために食べ物を集めに出掛けました。

サルと狐は食べ物を集めることができましたが、ウサギは何も集めることができません。サルと狐は火を焚いて兎を待っていましたが、何も持ってこなかった兎を裏切り者と攻めます。

そこでうさぎは自分をエサにしてほしいと火の中に飛び込みます。老人は実は神様で、その様子を見てウサギを憐れみ月の中にウサギを蘇らせました。そのため月にはウサギがいるといわれているんですね。

最後にまとめ

いかがでしたか？今回はお月見に由来する言葉やストーリーをご紹介させていただきました。ぜひ今回ご紹介したお話なども頭の片隅に置きながらお月見を楽しんでみてくださいね！